注目

はじめまして

こんにちは。

本が好きでいつもよんでいます。基本、英語で書かれた本は英語で、日本語で書かれた本は日本語で読みます。

bibliomania: noun

Passionate enthusiasm for collecting and possessing books.

The Bride Who Wouldn’t

The Russian Billionaires の一作目。現在Kindleで無料で読めるロマンス小説です。

イギリスが舞台ですが、すぐに行ってしまう新婚旅行のパリが主な舞台かもしれません。図書館で歴史を教えているKate Edwardsが主人公。

彼女の専攻はgenealogy。日本語にすると家系図や系譜学。祖先の歴史をたどる家族史は、イギリスで人気があります。テレビ番組もあるくらいです。移民の国で、かつては世界の覇者だったイギリスに今いる人達は、祖先の出身も様々で、父方、母方のルーツをたどるというのは、本人や家族にとって興味深いことなのでしょう。コミュニティーカレッジにも家族史をたどる教室があり、Kateもそのような仕事をしているようです。

教え子の一人、ロシアにルーツをもつIgorの死をきっかけに、その甥Isaakと出会い、契約結婚をしてハネムーンでパリにいくところから物語が始まります。

The Russian Billionaire series
Book 1: The Bride Who Woudln’t
Book 2: Born to be Bad

The Bride Who Wouldn’t (The Russian Billionaires Book 1)
By Carol Marinelli

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The Peach Keeper

不思議な話で、ファンタジーに友情とか家族とか恋愛が入り組んでいる感じでしょうか。
表紙の色合いも素敵です。

アメリカの南部North Carolinaが舞台です。父親の死をきっかけに、二度と戻らないと思っていた地元 Walls of Waterに戻り、アウトドアショップを経営しているWilla Jackson tは、廃墟となっていた古い豪邸The Blue Ridge Madamが再生されていくのを複雑な気持ちで見ています。この豪邸は実は彼女の曾々祖父が建てた家で、この家を見るたびに、Jackson家がこの町を作った輝かしい偉業と、祖母が10代のころに事業が上手くいかずこの家から立ち退き一家離散となってしまったことが錯綜してしまうからです。The Blue Ridge Madamを再生し、高級ホテルにしようと試みているのは、Jackson家が落ちぶれた後、この町を経済的に支配しているOsgood家の娘Paxton。完璧主義のPaxtonはいつも小綺麗にし、仕事も次々とこなし、この計画も成功させようと奮闘しています。

この二人を軸に物語は動いていきます。彼女たちの悩み、家族とのつながり、友情、恋愛。そして、改築中に見つかった白骨死体の謎。色々な過去の秘密が全てうまい具合に絡まって、最後まで集中が途切れない、面白い本でした。語り口も静かで落ち着いた感じ。

著者の Sarah Addison Allenは今ままで書いた本全てが南部を舞台にしたファンタジーのようで、この本が一番ファンタジー要素が少ないそうです。他の本も読んでみます。

The Peach Keeper
By Sarah Addison Allen

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In the Dark

タイトルだけ見ると、ミステリーだと思ったら、ロマンス小説でした。

子どもがどうしてもほしいCatは、友達の従兄と一晩を過ごして妊娠するという突飛な作戦を思いつきます。普段はAlaskaにいる彼が仕事の都合でNYに滞在する機会を利用し、彼と会う算段をつけ、約束の場所で彼を待っていたら、突然の停電。そして、ようやく現れて一晩を過ごした彼が、実際には友達の従妹ではなかったと判明。一体、彼は誰で、Catは妊娠してしまったのか???

ロマンス小説って、いつも突飛な非現実的な設定。そして、それを文句を言いつつ楽しむ私。(笑)。だって、想像の世界ですから、楽しまないと。

停電って、日本だとめったにないけれど、海外にいると、おどろくほどひんばんに起こります。自分たちの区域だけの時もあるし、広い範囲で起こることもあるし。自分の家は真っ暗なのに、向かいの家は電気がついてるなんてよくあります。なので、海外生活は懐中電灯は必須です。

暗闇で愛して―新・ベッドを間違えてというタイトルで日本語版あるそうです。日本語のタイトルって、ちょっと恥ずかしい。

In the Dark
By Pamela Burford

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The little wedding shop by the sea

ジャケ買いしてしまいそうなかわいい表紙で、それに負けないかわいいお話でした。イギリスの夏のビーチやプールで読まれるだろう本の雰囲気がプンプンします。

Brides by the SeaはイギリスCornwallにある小さなウェディング関係のお店。ドレスやケーキなどの販売をしています。このお店の上に住み、素敵なケーキを提供しているPoppyが主人公。

イギリスの郊外の風景が素敵だし、彼女が友達の結婚式が上手くいくように奮闘する姿も、新しい恋愛がゆっくりと進んでいくのも、読んでいて楽しい。進行が遅いと思う人がいるかもしれませんが、出会った瞬間から火花キラキラ的な話より、こんな風に主人公と一緒になってドキドキしたりがっかりしたりを繰り返しながら、誰かを好きになっていく話のほうが私は好きです。

The Little Wedding Shop by the Sea
By Jane Linfoot

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Undercover Amish

中学の時に始めたパッチワークが縁でAmishに興味を持ちました。それからずっと、その独特の文化、生活様式には関心があります。

今回の話は、MaineにあるAmishのコミュニティーが舞台。正当防衛で虐待する夫を殺してしまったOlivia MastはAmishのコミュニティー(共同生活)から離れ、Englisher(Amishではない人)の人生を歩みます。第二の人生として彼女が選択した職業は刑事。彼女と同じように苦しんている人たちを助けることに生きがいを見出しています。ところが、上司の命令で、自分の故郷のコミュニティーに戻り、そこで起きた殺人事件の捜査をすることになります。排他的で、Amish以外には心を許してくれないだろうコミュニティーでの捜査は、Oliviaの単独行動になり、しかも、殺されたのは彼女の元義理の父、事件の目撃者は、彼女の元カレ。

コミュニティーに戻り潜入捜査をすることは、なかなか簡単なことではありません。虐待された記憶や、正当防衛とはいえ人を殺してコミュニティーから出でしまった負い目など、Oliviaの気持ちが丁寧に描かれ、感情移入しやすかったです。

ミステリーとしても二転三転あり、楽しめます。

著者のAshley Emmaは、Amishの文化に大変関心があり、実際にAmishのコミュニティーに滞在しなるべくAmishについて正確に描こうと努力されています。今回の本もその努力が実り、評価が高かったようで、Covert Police Detectives Unit シリーズとして続くようです。第二作目も今回のOliviaが主人公なのでしょうか。続きちょっと楽しみです。

Undercover Amish
By Ashley Emma

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A Bride in the Bargain

面白いと思うと2回読みするのですが、今回は2回読みしました。

1860代の Seattleが舞台のclean romanceです。

妻を亡くし、妻帯者としての土地の権利が奪われてしまいそうになったJoe Dentonは再婚を決意します。女性の数が極端に少ない西部Seattleで、再婚相手を探すのは、至難の業。そこでJoeは苦肉の策として、東部から花嫁としてやってくる女性の一人と結婚することにします。南北戦争によって家族を失い一人ぼっちになったAnnaは,料理人として自立していましたが、雇い主から迫れ逃げ出すため、新天地として西部を目指します。

実際に西部に着き、料理人として働くつもりで雇い主のJoeに会ったら、彼は彼女を花嫁だと思い、すぐに教会で結婚することを求められる、というおかしな展開になってしまいます。感心したのが、誤解の存在に気付いた二人は、すぐにお互いが持っている契約書を確認するのです。140年前にすでに契約社会だったのですね、アメリカは。

作者によると、この話は実際にあった話をもとに書かれています。東側の女性には「料理人、教師、子守等の仕事を西部でしませんか」、男性側には「南北戦争で孤児や寡婦となり困窮する女性が多い東部から、結婚相手をあっせんします」と書いて、全く別々の契約を結び、それぞれから仲介料をくすねるあざとい商売をしている輩の存在が、ちゃんと当時の新聞記事に残っているそうです。

また、この当時にNYからSeattleに行くための交通手段が船で、しかも南アメリカをぐるっと回って航海に7か月かけて東部から西部にたどり着くというのにも驚かされました。簡単な決心では東部から西部に移住を決めれないでしょう。すごい行動力。しかも、実際にこうやって東部から西部にいった女性達は本当にいたのですから。

お話自体も面白いのですが、その時代の史実も大変興味深かったです。

A Bride in the Bargain
By Deeanne Gist

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Beauty and the Mustache: A Philosophical Romance

ふざけたタイトルだと思って読んだら、意外と深くて面白かったです。

Winston Brothers Book シリーズの1作目です。舞台はアメリカのTennessee州Green Valley。男兄弟6人にもまれて育ったAshleyは、家から離れ、シカゴで看護師として働き自立した生活を送っています。母親が入院ししかも誰とも会おうとしていない、と聞き実家に戻ります。母親の病状や、やんちゃばかりしていた兄弟の変貌ぶり、自分がいなかった間に家族にしっかりと入り込んでいたDrewの存在にAshelyを戸惑います。

生物学では博士号をとって、バイキングかスコットランドの兵士のような大きな体に物語に出てくるようなハンサムなDrewは、詩も好きで、詩の創作までしてしまいます。文武両道すぎるけど、いろんな傷も心に抱えていて、普段は無口なのにAshelyといると、Nietzcheの言葉を引用して皮肉を言ったりしてきます。この時々引用するNietzcheの言葉が、話の中で効いていて、「Nietzcheが死んだときに神が言った言葉」等のジョークは笑ってしましました

兄弟が6人もおり、登場人物が多すぎて、だれが誰だかわからなくなってしまうのですが、シリーズ物の1作目はこんな感じかもしれません。

Beauty and the Mustache: A Philosophical Romance (Winston Brothers Book 1)
by Penny Reid

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