注目

はじめまして

こんにちは。

本が好きでいつもよんでいます。基本、英語で書かれた本は英語で、日本語で書かれた本は日本語で読みます。

bibliomania: noun

Passionate enthusiasm for collecting and possessing books.

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Princess Elizabeth’s Spy

アメリカで育ったイギリス人のMaggie Hopeが主人公の歴史推理小説第2弾。

舞台は1940年代イギリス。Maggieはスパイ養成トレーニングキャンプに入ります。やる気はあるし頭はいいけど、体力がなく、スパイには不向きという烙印を押され、次の仕事にと提案されたのが、Windor城に疎開しているお姫様の数学の先生。自分のしたい事とは違うといきり立つMaggieにMI-5のトップは、その裏にある特殊任務について説明します。

Windor城にいるお姫様というのは、実は今のイギリス女王Elizabeth 2世のこと。このお話は、史実と虚構が混ざっています。第二次世界大戦中、Windor城がElizabeth王女と妹Margaret王女の疎開先だったのは事実。the Duke of Windsor ( Edward VIIIだったけど、離婚歴のあるアメリカ女性と結婚するため退位) がドイツ寄りだったのも事実。Elizabethが犬と馬が大好きなことなど、イギリスに住んでいる人にとって一般化している女王のイメージもそのままで子どもの頃のElizabethが描かれています。

歴史物推理小説としては軽い感じでスイスイ読めます。また歴史といっても1940年代なので、Elizabeth女王も含め実際にまだ生きている人達がチラホラ物語に出てきます。第二次世界大戦下イギリスで、ドイツ侵攻の脅威とか空襲の恐怖や、駅が避難所になっていたことなど、イギリス近代史の一端が物語の端々にでてきます。

作者のSusan Elia Macnealはアメリカ人らしく、王家に対する敬称(“Your Highness”など)の使い方や、イギリス英語ではないなんて指摘もレビューには書かれていますが、まぁそこは、Maggieもアメリカ生まれだし、気にしなかったのですが、私が気になったのはMaggieが日曜に買い物するところ。イギリスは今でもお店は日曜休みです。ロンドンの観光客が多いところ以外は。だから、日曜午後に、1940年代のイギリス郊外であるWindorの商店街で買い物はできないと思うのです。歴史物を書く、しかも自分の知らない土地の歴史を書くというのは、こんな些細なことでも読んでいる人間に違和感がててしまうのですね。大変だな、とこの箇所を読んで感じます。

Princess Elizabeth’s Spy
by Susan Elia Macneal

これらも読みました。

* A Crazy Little Thing Called Love (Serendipitous Love Book 1) by Christina C Jones
* Call Me (West Texas Barnes Brothers Book 1) by Alison Kent

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Heresy

Giordano Brunoシリーズの1作目Heresy。16世紀のイギリス オックスフォード大学を舞台にした歴史物ミステリーです。タイトルのheresyは日本語にすると「異端、異端信仰」という意味になります。

カトリックの修道士だったGiordano Brunoが、宇宙の真理に関心を持つうちにカトリックの教義から離れてしまい、カトリックから追われ、破門されてしまいます。拠点だったイタリアのナポリのSan Domenico Maggiore修道院から追及を逃れ、欧州を放浪しながら、哲学者、神学者としての地位を上げていったGiordanoは、探していた古書が、知識人の集まる大学の図書館に眠っているかもしれないとあたりをつけ、オックスフォードに向かいます。

修道院のお手洗いで禁書を読んでいて捕まりそうになって本をトイレに流したり、報われない恋愛をしたり、知的なはずのGiordanoですが、どことなく親近感がもてる人物に描かれていて、ストイックな学者というかアカデミックな雰囲気があまりありません。

イギリスはイギリス国教会という独自の宗教があり、これはヘンリー8世が再婚をしたいためだけに、離婚禁止のカトリックと離れて、設立した面白い経緯をもつ宗教です。この話は、そのヘンリー8世の娘 エリザベス1世がイギリス国教会の下で、国家として治めようとしている時期なのですが、心の支えとなる宗教を簡単に旧宗教(カトリック)から新宗教(イギリス国教会)に簡単に移行できるわけもなく、人々の気持ちは混沌としていたようです。この話の中でも、こっそりと旧宗教を信じている人、ばれて迫害を受けた人など様々な背景の人達が登場人物としてでてきます。イギリスの歴史や宗教史に関心があると、このミステリーが一層面白く感じます。

今でもオックスフォード大学の周囲は中世の建物が多く、学内に入るときのゲートには門番がいるし、この話の16世紀のオックスフォードの雰囲気とあまり変わらないかもしれません。

Heresy
By S.J. Parris

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ひたすらシャドーイング

私の最近の中国語勉強はとても単純で、中国で買ってきた参考書「基础汉语40课上册」(华东师范大学出版社)をひたすらシャドーイングです。 声調を気にして 大げさに読むように心がけながら、毎日10分シャドーイングを続けています。その後、単語を覚えたり文法をやったりという感じです。 10分シャドーイングがウォームアップになっています。

これは 黒田龍之助先生の「ロシア語だけの青春: ミールに通った日々」という本に影響されて 「ひたすら発音ひたすら暗唱」です。この本は、黒田先生のロシア語学習についての回想録で、通われていたロシア語の研究所でなされていた勉強法が、 正しく音読して和訳してさらに逆訳でロシア語を唱えて、 というやり方なのだそうで す。どの言語の勉強にも使える普遍的な勉強方法だと思います。

もちろん、発音がしっかりできてないと音読やシャドーイングをしても効果がないので、発音に不安な時は「基礎から学ぶ 中国語発音レッスン 」を使って確認をします。これは日本人先生の本で、日本語を話す人にとって、中国語発音時に、苦手な部分や 陥りやすい発音例を聞くことができ、正しい発音と修正の必要な発音例が出ていて、それらを比較しながら修正で毒学者に親切です。ただ、 発音の説明と、基本練習、フレーズ練習が 離れた構成になっていて、 頭出し機能がない 再生プレイヤーを持っていると 探すのが大変なのがちょっと めんどくさい かな。

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The Intellectual Devotional

最近かなり売れているらしい1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365の英語版The Intellectual Devotional: Revive Your Mind, Complete Your Education, and Roam Confidently with the Cultured Class 、私も読んでいます。Week5までいきました。毎日1項目読むだけなの手軽さが、毎日ちょっとだけ賢くなっていく気分にさせてくれます。

ページ構成は単純で
月)歴史
火)文学
水)芸術
木)科学
金)音楽
土)哲学
日)宗教
にこれがWeek 1から52まで続きます。

Week5まで読んでいて感じたのは、ローマ・ギリシャの思想・芸術・文学が西洋文化の確たる根底となっていることです。ほぼすべてのことの背骨となっているのをこの本を読んで改めて気づきます。

日本語と英語の両方を買って、読み比べるのも英語の勉強をしている人にはよいかもしれません。多読、音読にも使えるし、日本語で内容が分かった後で英語で読んでみたり、英語で読んでわからなかった箇所を日本語で理解を深めたり、単語の確認をしたり、色々できそうです。

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Accidental Tryst

空港の充電スポットで間違った携帯電話をもっていってしまったことから始まるお話です。気分転換にサラッと読める本でした。

空港に行くたびに思うのが、自分の手荷物については厳重に管理する人たちが多いのに、充電している携帯電話は無防備に置き去りにされているのを目にします。

イギリスではcathedral(大聖堂)があるとcityで、ないとtownになります。本の中で、cityとtownの違いについて述べるくだりがあるのですが、アメリカも同じようです。もしかしたら、キリスト教文化圏の共通項なのかもしれません。

Accidental Tryst
By Natasha Boyd

これらも読みました。
Cinders’ Bride (Mail Order Brides of Texas Book 1)
Keegan’s Bride (Mail Order Brides of Texas Book 2)
The Sheik’s Son
The Dreadful Debutante (The Royal Ambition Series Book 1)

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Death in the English Countryside

「イギリスのというか英語圏での恋愛小説の鉄板はJane AustenのPride and Prejudiceである」と断言しても文句を言われることはかなり低いのではないでしょうか。それくらい普遍的に人気があります。そして、その人気をますます不動にしたのがBBCのmini series「Pride & Prejudice」。このシリーズが製作されたのは1995年とかなり前ですが、元々時代物なので色あせることがなく、何度も再放送されたり話題になったりしていて、リアルタイムで観たことがない世代でも知ってる人気番組です。恋愛物のため、女性限定だと思うかもしれませんが、授業でJane Austenを学ぶときに本を読むだけでなく、DVDを観ることもあるので、男性でも学生時代にAustenの話の中でもこの話は読んだ・観たという人が多いです。

小説「Pride and Prejudice」自体が人気のある話しなので、これに関連した映画やドラマも数多くあります。が、BBCのmini seriesが基準となっていて、必ず比較されます。BBCに沿った雰囲気にするか離れるかが、製作者の腕の見せ所になっているのかもしれません。

で、このお話は、新たに作るPride and Prejudiceの映画のために、撮影に適した家や背景を調査に行き、行方が分からなくなった上司を探しに行く所から話が始まります。上司を探しにアメリカからイギリスに向かうときに、スーツケースに最初に入れたのが、傘というのが、笑ってしまいました。でも、実際にはイギリスでは、傘よりもウインドブレーカーを着て歩き回る人の方が多い気がします(私がいる地域だけかもしれません)。

イギリスの郊外やパブの雰囲気がよく出ているし、AustenやBBCのドラマが好きだった人には楽しいミステリー小説です。

Murder on Location シリーズとして7作出ているようです。

Death in the English Countryside
by Sara Rosett

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Wildfire

Hidden Legacyシリーズの3作目Wildfire

3作目になると、登場人物も多くなり、この人誰だっけ、どんな魔法使うんだっけ?と、ついていけなくなることも。魔法の種類も多くて、多岐に渡っているのですが、誰もが何かに特化していて、どんなに強いPrime(魔法を使う人たちの中でトップクラスの階級)でも万能ではないのがある意味公平です。

1作目からNevadaは家族の大黒柱として、様々な経済的な問題や危機を潜り抜けながら、父親から受け継いだ探偵事務所を小さいながらも堅実な評価をうける事務所にまで築きあげました。

今回はNevadaの特殊能力が父方の家系からきており、今まで存在すら知らなかった祖母が家の存続のために動きだします。祖母の言いなりなれば、家族が今のままでいられないことを知ったNevadaは、祖母の家(House)には入らず自分たちだけのHouseを立ち上げようと、今まで隠していた自分や家族の力を公にし、新しいHouseの登録を申請します。もちろん祖母はそのことをよく思わず、Nevadaを拉致し自分のHouseにひきこもうと何度も試みます。

同じ時に、Roganの元婚約者Ryndaの家庭が危機に見舞われます。夫が誘拐され、家も襲撃され、RyndaはNevadaに問題解決を依頼し、Roganにも助けを求めます。1作目から引き続く巨大な敵の影をこの誘拐の裏に感じるRoganとNevadaは、協力し解決していきます。

3作目にしてようやく知る秘密もあったりして、RoganがNevadaに「もう隠していることない?」と聞いたのと同じ気分を読者も味わえました。

今回で完全に終わるのかと思ったら、真の敵の正体はわからないままで終わり、次につながりそうです。でも、きりはよく終わっているので消化不良はおきていません。

Wildfire
by Ilona Andrews

この本も読みました。
White Lace and Promises
Chasing Memories

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