薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖

中国に行くたびに買い足す物。黒きくらげ、クコの実、お茶。今回は、これに菊花、白きくらげ、ハスの実、大棗。日本や欧米で買うと高かったり手に入りにくかったりするけど、中国では一般スーパーで気軽に手に入ります。しかも、今回は菊花とクコを茶城(お茶関係の市場)で購入したら、スーパーで買うより質も良く割安でホクホクでした。

で、こういうのを買うときに参考にしている本が増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖。200種類近い食材の特徴が食べ方について説明されています。漢方食材だけでなく、穀物や豆類、魚、肉なども食べ合わせやお勧めの調理が紹介してあります。

各食べ物の五味(酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味)五性(寒、涼、平、温、熱)も紹介され、普段自分が好んで使っている食材がとの味どの性に偏っているのかわかり、薬膳や食養生に関心がある私には便利な本です。こういう栄養とか薬膳関係の本は、英語圏よりも日本の方が充実している印象があります。本家の中国の本屋さんにも、食養生の本は山ほどあります。いつかアレも読めるようになりたい。

食養生は、少しずつ長期間続けていくのが大事だと思うので、季節や体調を考え、でもあんまり深刻にはならずちょっとずつ。例えば、職場では、菊花、クコの実、大棗とオリゴ糖をお湯割りして毎日飲んでいます。目に効くブレンドです。

増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖
By 喩静, 植木もも子

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Eligible

Eligibleは、Jane Austineの名作「Pride and Prejudice」をアメリカのOhaioを舞台に現在風にした話です。もう何百個とある現代版(modern retelling)ですが、今回のこれは面白かったです。

まず4姉妹の設定。主人公は次女のLiz。30代で、NYで雑誌のライターをして、あきらかにダメな感じの不倫をズルズルしています。長女のJaneはヨーガのインストラクター。Janeは、自分の年齢を考え出会いを探すより、ドナーを見つけて人工授精を選ぶような現実的な女性です。二人の年齢設定は、原作より20歳近く上になっています。2人は父親の病気でNYから故郷のCincinnatiに戻ります。家には、にぎやかな母と年の離れた妹たち3人。いつもの帰省と違い、突然の帰宅で改めて我が家を見てみると、管理が十分ではなく朽ちていくだけの印象を受け、年老いていく両親と合わせて家のことも心配になってきます。

父親の症状も落ち着き、もうNYに戻ろうとした矢先、本家のPride and Prejudiceと同じように、 母親のMrs. Bennetがお金持ちの独身男性が町にやってくるというニュースを持ってきます。もちろん、彼の名前はBingley。Pride and Prejudiceと同じように(笑)、Mr Bingleyはハンサム。でも現代版のBingleyはそれだけではありません。ハンサムで職業はお医者さん、そしてreality TV”Eligible”の前シリーズの主人公。Eligibleは、お金持ちの独身男性の花嫁探し番組で、くだらないけどみんなが見ていたという設定のようです。そんな有名人がこの町にきて、しかもまだ独身。もうMrs. Bennetが興奮しない訳がない!そして、その場にはもちろんハンサムで尊大な感じのDarcyがいて、LizのDarcyに対する第一印象は最悪です。

現代版のMrs. Bennetは原作に負けず劣らず浅薄で読んでいてイライラします。しかも、偏見に満ちていて、偏った情報に踊らされた女性。原作のMrs. Bennetも読んでいてイライラするのですが、BBC版のMrs. Bennet を演じたAlison Steadmanはすごかった。Mrs. Bennetの浅薄な言動をチャーミングに演じて愛らしい人物に仕上げていました。

お話は誰が誰とくつっくのか大筋は想定できる範囲ですが、今風に仕上がっていて読んでいて楽しかったです。あの人の職業がこの話ではこんな風に!あの人が、あの人と駆け落ち?など、元ネタと比べながら楽しめるのが、こういう話の良さで、特に今回は、家族の老いや家の老朽化など、家から離れている娘には身につまされる話がちりばめられていて、私が共感できるところが多くありました。

Eligible
By Curtis Sittenfeld

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Enchanted, Inc.

Enchanted, Inc. シリーズとして続いています。1作目から続けて3作目まで読みました。

テキサスの小さな町からNYにやってきたKatieは、住み始めて1年たっても大都市NYに慣れません。おかしな格好をした人々が歩き回っていて、ギョッとしても、他の人達は何事もなかったように通り過ぎていきます。

そんなKatieを見つけたのがMSI社の人事部。Katieの特殊能力を活かして、自分たちの会社に転職しないかと、話しかけてきます。実は、MSI社の正式名は、Magic, Spells, and Illusions, Inc.,。会社名から想像できる通り、魔法を扱う会社。魔法は実際に存在していて、Katieが見えているおかしな人たちは妖精など魔法界の人達で、普通の人たちには見えないように魔法をかけているけど、Katieの魔法が全く効かないという特殊能力のおかげで、Katieには見えてしまうのだ、と説明してもらいます。

魔法が見えないKatieがMSI社で、どんな仕事をするのか。魔法にとらわれない目は、魔法界ではとても重要。魔法によって、書類が脚色されていたり、人が惑わされたりしているのを、魔法が効かないKatieには見破ることができます。競争企業の出現に社内があたふたしている中で、Katieは、マーケティングという実世界では当たり前で魔法界では新鮮な手法を提案したり、自分のできることをドントン増やしていきます。

仕事にも慣れ、次は恋愛と思っても、普通過ぎるKatieはいつも妹みたいと言われ、それ以上の関係に進めず、しかも、妖精や魔法でカエルになっていた男性の妨害まででてきて、益々Katieの恋愛が難しくなっていきます。初めて会ったときから気になるOwenは、どう考えてもKatieを「社内で一番話しやすい女の子」以上の位置にあげてくれそうもなく、諦めるしかなさそう。

面白い話なのですが、なにかが足りない。悪い人も悪い人に徹していない気がして、緊迫感があまり感じられないし、恋愛面でも、Katieがドキドキする場面があまりなくて、どうしてその人を好きになるのかが納得できなかったり、魔法界とKatieのからみももっと面白くできるのではないかな、と読んでいて感じます。読み進めたら面白みが増すかと思い、2作目Once Upon Stilettos、3作目Damsel Under Stressと読んだのですが、うーん、何かが足りない感はそのままです。

Enchanted, Inc.

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Princess Elizabeth’s Spy

アメリカで育ったイギリス人のMaggie Hopeが主人公の歴史推理小説第2弾。

舞台は1940年代イギリス。Maggieはスパイ養成トレーニングキャンプに入ります。やる気はあるし頭はいいけど、体力がなく、スパイには不向きという烙印を押され、次の仕事にと提案されたのが、Windor城に疎開しているお姫様の数学の先生。自分のしたい事とは違うといきり立つMaggieにMI-5のトップは、その裏にある特殊任務について説明します。

Windor城にいるお姫様というのは、実は今のイギリス女王Elizabeth 2世のこと。このお話は、史実と虚構が混ざっています。第二次世界大戦中、Windor城がElizabeth王女と妹Margaret王女の疎開先だったのは事実。the Duke of Windsor ( Edward VIIIだったけど、離婚歴のあるアメリカ女性と結婚するため退位) がドイツ寄りだったのも事実。Elizabethが犬と馬が大好きなことなど、イギリスに住んでいる人にとって一般化している女王のイメージもそのままで子どもの頃のElizabethが描かれています。

歴史物推理小説としては軽い感じでスイスイ読めます。また歴史といっても1940年代なので、Elizabeth女王も含め実際にまだ生きている人達がチラホラ物語に出てきます。第二次世界大戦下イギリスで、ドイツ侵攻の脅威とか空襲の恐怖や、駅が避難所になっていたことなど、イギリス近代史の一端が物語の端々にでてきます。

作者のSusan Elia Macnealはアメリカ人らしく、王家に対する敬称(“Your Highness”など)の使い方や、イギリス英語ではないなんて指摘もレビューには書かれていますが、まぁそこは、Maggieもアメリカ生まれだし、気にしなかったのですが、私が気になったのはMaggieが日曜に買い物するところ。イギリスは今でもお店は日曜休みです。ロンドンの観光客が多いところ以外は。だから、日曜午後に、1940年代のイギリス郊外であるWindorの商店街で買い物はできないと思うのです。歴史物を書く、しかも自分の知らない土地の歴史を書くというのは、こんな些細なことでも読んでいる人間に違和感がててしまうのですね。大変だな、とこの箇所を読んで感じます。

Princess Elizabeth’s Spy
by Susan Elia Macneal

これらも読みました。

* A Crazy Little Thing Called Love (Serendipitous Love Book 1) by Christina C Jones
* Call Me (West Texas Barnes Brothers Book 1) by Alison Kent

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Heresy

Giordano Brunoシリーズの1作目Heresy。16世紀のイギリス オックスフォード大学を舞台にした歴史物ミステリーです。タイトルのheresyは日本語にすると「異端、異端信仰」という意味になります。

カトリックの修道士だったGiordano Brunoが、宇宙の真理に関心を持つうちにカトリックの教義から離れてしまい、カトリックから追われ、破門されてしまいます。拠点だったイタリアのナポリのSan Domenico Maggiore修道院から追及を逃れ、欧州を放浪しながら、哲学者、神学者としての地位を上げていったGiordanoは、探していた古書が、知識人の集まる大学の図書館に眠っているかもしれないとあたりをつけ、オックスフォードに向かいます。

修道院のお手洗いで禁書を読んでいて捕まりそうになって本をトイレに流したり、報われない恋愛をしたり、知的なはずのGiordanoですが、どことなく親近感がもてる人物に描かれていて、ストイックな学者というかアカデミックな雰囲気があまりありません。

イギリスはイギリス国教会という独自の宗教があり、これはヘンリー8世が再婚をしたいためだけに、離婚禁止のカトリックと離れて、設立した面白い経緯をもつ宗教です。この話は、そのヘンリー8世の娘 エリザベス1世がイギリス国教会の下で、国家として治めようとしている時期なのですが、心の支えとなる宗教を簡単に旧宗教(カトリック)から新宗教(イギリス国教会)に簡単に移行できるわけもなく、人々の気持ちは混沌としていたようです。この話の中でも、こっそりと旧宗教を信じている人、ばれて迫害を受けた人など様々な背景の人達が登場人物としてでてきます。イギリスの歴史や宗教史に関心があると、このミステリーが一層面白く感じます。

今でもオックスフォード大学の周囲は中世の建物が多く、学内に入るときのゲートには門番がいるし、この話の16世紀のオックスフォードの雰囲気とあまり変わらないかもしれません。

Heresy
By S.J. Parris

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ひたすらシャドーイング

私の最近の中国語勉強はとても単純で、中国で買ってきた参考書「基础汉语40课上册」(华东师范大学出版社)をひたすらシャドーイングです。 声調を気にして 大げさに読むように心がけながら、毎日10分シャドーイングを続けています。その後、単語を覚えたり文法をやったりという感じです。 10分シャドーイングがウォームアップになっています。

これは 黒田龍之助先生の「ロシア語だけの青春: ミールに通った日々」という本に影響されて 「ひたすら発音ひたすら暗唱」です。この本は、黒田先生のロシア語学習についての回想録で、通われていたロシア語の研究所でなされていた勉強法が、 正しく音読して和訳してさらに逆訳でロシア語を唱えて、 というやり方なのだそうで す。どの言語の勉強にも使える普遍的な勉強方法だと思います。

もちろん、発音がしっかりできてないと音読やシャドーイングをしても効果がないので、発音に不安な時は「基礎から学ぶ 中国語発音レッスン 」を使って確認をします。これは日本人先生の本で、日本語を話す人にとって、中国語発音時に、苦手な部分や 陥りやすい発音例を聞くことができ、正しい発音と修正の必要な発音例が出ていて、それらを比較しながら修正で毒学者に親切です。ただ、 発音の説明と、基本練習、フレーズ練習が 離れた構成になっていて、 頭出し機能がない 再生プレイヤーを持っていると 探すのが大変なのがちょっと めんどくさい かな。

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The Intellectual Devotional

最近かなり売れているらしい1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365の英語版The Intellectual Devotional: Revive Your Mind, Complete Your Education, and Roam Confidently with the Cultured Class 、私も読んでいます。Week5までいきました。毎日1項目読むだけなの手軽さが、毎日ちょっとだけ賢くなっていく気分にさせてくれます。

ページ構成は単純で
月)歴史
火)文学
水)芸術
木)科学
金)音楽
土)哲学
日)宗教
にこれがWeek 1から52まで続きます。

Week5まで読んでいて感じたのは、ローマ・ギリシャの思想・芸術・文学が西洋文化の確たる根底となっていることです。ほぼすべてのことの背骨となっているのをこの本を読んで改めて気づきます。

日本語と英語の両方を買って、読み比べるのも英語の勉強をしている人にはよいかもしれません。多読、音読にも使えるし、日本語で内容が分かった後で英語で読んでみたり、英語で読んでわからなかった箇所を日本語で理解を深めたり、単語の確認をしたり、色々できそうです。

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