Ain’t He Precious?

North Carolinaの人口が4000人以下の町Whynotが舞台のロマンス小説です。そんなふざけた名前の町があるんだと思ったら、本当にありました(たいてい、こういうときって実際にあることが多いです)。主人公はこの小さな町で、唯一の法律事務所をしているTrixie。

11年前、優秀な成績でHarvardを卒業し、Bostonの一流事務所からの誘いを断って、地元に戻り、町の人たちのために働いてきたTrixie。仕事も充実し、大好きな町に戻ってきたことは後悔していないけど、法律を勉強していた時に付き合っていたRyことRylandは忘れられません。Bostonで優秀な弁護士になっているRyの知名度と経験を頼って、11年ぶりに会うことになり、二人の関係がまた変わっていきます。

RyとTrixieとTrixieの祖父のPap、3人の視点で描かれていて、章ごとに視点が変わります。そこが私は苦手でした。同じ視点でずっと書かれる話のほうが感情移入しやすく、視点がコロコロ変わると、話に入り込めたら、浮き上がる、入り込んだら、浮き上がる、そんな気分でした。

この本は「The Sex and Sweet Tea」シリーズの1作目なのですが、このsweet teaというのが、アメリカ南部の特徴的な飲み物、とよく言われます。 ただの甘いアイスティーなんですけど、普通のsweet teaでも歯がとけるほど甘いのですが、Deep southといわれる州(Georgia,Alabama,Mississippi,Louisiana )は、もっともっと甘いそうです。North Carolinaは、DeepではなくUpper Southなので、それほどでも甘くないといわれますが、日本のアイスティーを想像して飲むと、びっくりすること間違いありません。甘くておいしいと思ったら、肥満まっしぐらです。私は、これと一緒にハンバーガーとか、お菓子を食べれる味覚にはどうしてもなれませんでした。

 

Ain’t He Precious? (The Sex and Sweet Tea Series Book 1)
By Juliette Poe
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Inviting Trouble

この本は、「 Happy Endings Book Club」シリーズの2作目です。一作目のHidden Hollywoodはわかるタイトルでしたが、この2作目のタイトルは、イマイチ不明。あんまり話の内容とぴったりきません。

一作目は、見知らぬ二人が出会って恋に落ちるというロマンス小説でした。今回は、幼馴染の2人の恋愛です。6人兄弟の一番末っ子のMadison Campbell は、5人の兄に囲まれ、男の子のように育ち、同性といるより異性といるほうが楽な女の子です。見た目ももちろん気にしないし、女の子同士の会話に入るのも苦手。そんなMadには、子供のころから、大好きな人がいます。それは、遊び仲間のParker Shaw。複雑な家庭環境で育ったParkerは、10歳のころからMadの家に住んでいて、兄たちに相手にされないチビッ子Madを必ず仲間にいれてくれたり、Madの気持ちをいつもわかってくれたりする、特別な人です。子供のころからの気持ちをParkerにきちんと伝えられないまま、Parkerの仕事の都合で離れて10年。Parkerの帰郷が決まり、Madは今度こそ、小さな妹の立場から大人の女性としての自分に気づいてもらい、関係を築きたいと思っています。さぁ、Madの気持ちはちゃんとParkerに届くでしょうか。

ロマンス小説を読んでいるときにいつも思うのは、アメリカで人気のある男性像。例えば、この本の主人公Madの兄5人もParkerも大学には行かず、高校を卒業後は、軍に入ったり警察学校に入ったりしています。イギリスでは、こういう家庭環境は労働階級 (working class)、アメリカでいう blue-color workersになります。でも、そういう環境のわりに、罵り言葉とかで出てこず、男性の話す英語も教養がある落ち着いた感じです(ああ、ここに私の労働階級に対するステレオタイプがあるのかも)。作者はmiddle class以上で、読者もそれに近く、でも、知性より肉体的な魅力がある男性が好みなのだろうな、と推測しました。しかも、この本に出てくる男性は、Madのお父さん(元警察官)に育てられて、女性に対し紳士的。軍出身とか警察官で体は大きくきたえられているけど、ジェントルマンな態度。そういうのが、アメリカで人気の男性像なのかもしれません。

一作目で慣れ親しんだ登場人物がたくさんででくるので、このシリーズは、順番に読んだほうがいいタイプのシリーズ物です。

Happy Endings Book Club

    • Hidden Hollywood
    • Inviting Trouble
    • So Revealing
    • Formal arrangement
    • Bad Boy Done Wrong

Inviting Trouble (Happy Endings Book Club, Book 2) (English Edition)
by Kylie Gilmore

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Hidden Hollywood

この本は、「 Happy Endings Book Club」シリーズの1作目です。

超売れっ子の女優Claire Jordan はファンの追跡と自分のイメージを守るため、孤独な生活をしいられています。そんな彼女の唯一の息抜きは、Happy Endings Book Club。ロマンス小説好きの女性が集まって読書をし、話し合うブッククラブです。そこで、変装をして一日だけ普通の人と普通のデートをすることを提案され、おっかなびっくりながら、ブッククラブ承認の安心男性Josh Campbellとデートをすることになります。一日だけの楽しみのつもりが、(お約束の)恋に落ちてしまい・・・。

ブッククラブ(読書会)は、英米では一般的で、本好きのサークルみたいな集まりです。友人つながり、ご近所つながり、本屋や図書館などで告知してなど、集まり方はそれぞれです。自分たちで決めた本を読み、それについて語り合う、といった感じです。同じ本を異なる年齢や生活環境の人達と読むことで、自分と違う意見を聞けたり、本についての理解が深まったりと、刺激になりますし、新しい人間関係を作る機会にもなる、なかなか便利な集まりです。

ジェイン・オースティンの読書会 (The Jane Austen Book Club)」みたいにブッククラブそのものがテーマになっている本も多くあります。この本は、映画化もされているので雰囲気をしりたければ、映画がいいかもしれません。

Happy Endings Book Club

  • Hidden Hollywood
  • Inviting Trouble
  • So Revealing
  • Formal arrangement
  • Bad Boy Done Wrong

Hidden Hollywood (Happy Endings Book Club, Book 1) (English Edition)
by Kylie Gilmore

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Accidental Abduction

ありえない設定過ぎて楽しい、そんな本です。

恋人に海に落とされ、おぼれ死そうになっていたら、偶然、地球の生物採取に来ていた宇宙人の網に引っかかって助かった。もう、しょっぱなから、奇想天外すぎです。なんですか、それは、と笑っている間に、読み進めて気づいたら読み終わっていました。

美醜については、文化や国で異なり、一筋縄ではいかないのですが、それが宇宙規模になると、そうですねぇ、胸が2つしかないのが珍しいと言われたら、確かに、地球だけかもしれませんよね、少数かもしれませんねぇ。

地球人は野蛮人だという割には、ででくる地球外の方々の行動が、洗練されているとはいいがたく、またそれも笑えて、楽しい。

期待せずに読んだら、予想外に楽しくなる本でした。
Alien Abduction Seriesとして、なんと7冊も出ているそうです。やばい、読んでしまいそうな気がする…。

  • Accidental Abduction
  • Intentional Abduction
  • Dual Abduction
  • Mercenary Abduction
  • Heroic Abduction
  • Holiday Abduction
  • Reader Abduction

Accidental Abduction (Alien Abduction Book 1) (English Edition)
By Eve Langlais

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The Wedding Trap

偽装結婚や偽装の恋人というのは、結構ロマンス小説の王道で、今回の本も偽装の恋人です。

親友の結婚式に参加したBethは、自分の母親や元カレからのプレッシャーで、存在のしない彼氏Charlieと結婚式に参加しないと、いけない雰囲気になってしまいます。ホテルで偶然、他人の車を物色している怪しい男性をみつけ、ばらしてほしくなかったら、五分だけ自分の彼氏の振りをして、と頼んだところ、それだけではすまなくなっていきます。

ちなみに小説に出てくる、Navy SEALsは、アメリカの海軍の特殊部隊です。映画や小説でもよく出てくるこのSEALs、その秘密な雰囲気や極限までの訓練で鍛えられた肉体が、ロマンス小説でも人気です。

The Wedding Trap (Second Service, Book 1)
By Adrienne Bell

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Starling

オーストラリアを舞台にしたロマンス小説。

孤児院で育った Starling Smithはドレス作りが得意で、お客様に似合うドレスを提案しています。いつか孤児院で同じように育った友人たちとお店を作るのを夢見て頑張っている中、雇い主のAlisdair Seymourから、2週間だけの結婚を持ち掛けられます。報酬は、お店を開ける資金として十二分。さぁ、Starlingはこの提案を受けるか受けないか…。

Starlingは自立心があり、魅力的なのですが、相手のAlisdair、最低です。仕事もできるし、弱い人たちにさりげなく手を差し伸べる素敵な人なのに、女を見る目だけが皆無。もう読んでいて、イライラです。最後まで、「いいのか、Starling、こんな男でいいのか!」と納得しないままでした。

イギリスの植民地だげど、階級社会ではないオーストラリア。お金持ちのAlisdairも代々の遺産ではなく自力で頑張って地位を築いています。固定化した階級がない分、孤児のStarlingが自分の力を信じて進んでいけるのでしょう。雰囲気がちょっと違って、それは面白かったです。

Starling (South Landers)
By Virginia Taylor

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The Gambler: The Wedding Pact #3

ついに「The Wedding Pact」の3作目に突入しました。3作目となると登場人物の性格もある程度分かっているので親しみが持てます。今回の主人公は1作目Meganと2作目Blairの親友であるLibbyそしてMeganが1作目で結婚したJoshの兄Noahの話です。

日本では「察する」とか「言わなくてもわかる」というのを求めるけれど、外国ではそうではない、といった話をよく聞きますが、ロマンス小説を読んでいる限り、異性が自分のことを言わなくても分かってくれるというのは、英語圏でもポイントが高いようです。このシリーズでも、一作目の主人公のMeganは出会ったばかりのJoshがどうして自分のことをこんなにも分かってくれるんだろうと、ときめき、2作目のBlairは、ひどい別れ方をしたGarrettだけは自分の本当の気持ちを気づいてくれる大事な人なのだと感じ、3作目のLibbyも、奔放な性格の本当の自分を認めてくれるのはNoahだけだと思います。みんな、それが、the oneの証になっています。the oneは、”He is the one.”みたいに使うのですが、日本語にすると、「彼が私の運命の人」といった感じでしょうか。

今回読んでいて、へぇーと思ったのがsnowという単語です。

She had no idea how he managed to snow so many women.

名詞では、そのまま雪ですが、動詞で「巧みな言葉で人を信じさせる、魅了する」という使い方がアメリカではあるそうです。

 snow: Mislead or charm (someone) with elaborate and insincere words.
from “Oxford living dictionary”

The Gambler: The Wedding Pact 3
By Denise Grover Swank

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