Assaulted Caramel

BaileyはNYの有名チョコレートショップのショコラティエ。オーナーシェフの引退をまじかに控え、ライバルとトップショコラティエの座を争っています。そんな中に祖父の具合がよくないとの祖母から連絡を受け、全てを放り出して彼女は祖父母の住むOhioのHarvestにやってきます。ここはAmishとAmishではない(Amishではない人たちは、Amishの人たちからはEnglishと呼ばれます)が一緒に住んでいる町。彼女の祖父はAmishで、彼女の父親は、彼女の母親と出会いAmishの信仰をすてた元Amishなのです。

子供のからAmishの祖父母の営むキャンディショップで祖父の仕事をみて、チョコレート作りに目覚めたBaileyは、子供の頃から愛着のあるショップを祖父が売ってしまうかもしれないことや、祖父母が高齢で体が弱くなっていることに戸惑います。

そして、そのショップで祖父に執拗にお店を売るように迫っていた男が倒れているのを発見してしまい、第一発見者のBaileyは第一容疑者になってしまうのです。

おいしいもの、殺人、ちょっとかっこいい警察官、そして素人探偵。cosy mysteryの王道です。

Amishの世界では、Amishから去っていった家族が、Amishの家族と連絡を取ったり会ったりすることはない、と今までの知識で思っていたのですが、設定の町がAmishとEnglishの共存する町なので、そういうルールが少し緩いのかもしれません。私が今まで知っているAmishのコミュニティーとは少し違う雰囲気です。

Amish Candy Shop Mysteryとしてシリーズになるようで、シリーズの導入として楽しめました。この後のシリーズでBaileyが新しい環境でどんな感じでやっていくのか気になります。

Assaulted Caramel (An Amish Candy Shop Mystery)
By Amanda Flower

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Victorian San Francisco Mysteries

1作目のMaids of Misfortuneが面白かったので、2作目のUneasy Spiritsを読んでいる途中です。

1800年代後半、ビクトリア時代のサンフランシスコが舞台のミステリー。作者のM. Louisa Lockeは、アメリカ史と女性史の教授だった方らしく、amazon.comで、史実に忠実に書かれた歴史推理小説と評価されています。

主人公のAnnieは、親戚の遺産で受け継いだ家をまかない付きの下宿屋として管理しながらサンフランシスコに住む未亡人です。家計の足しに、変装しMadam Sibylとして占い業も営んでいます。本当は、彼女の占いは、緻密なデータ分析と豊富な株取引の経験を活かした資産運用アドバイザーなのですが、この時代に女性がお金に熟知していても信頼がなく仕事として認められず、未来が見える「占い師」としてなら職にありつけるのです。

5年前にAnnieの財産を食い荒らして自殺した夫の借金を清算し、下宿屋稼業も軌道に乗ってきたところに、亡き夫の借金がまだ残っていてその返済を求められます。借金の利子は膨らんでおり、到底払える金額ではなく、抵当として、下宿屋として管理している家の提供を求められます。困ったAnnieが相談しようとした彼女の信頼できる顧客のMatthew Vossが殺害され、彼の資産も盗まれ消えてしまいます。 Voss家の顧問弁護士としてMatthewの遺書にMadam Sibylの名前を見つけたNateは、Madam Sibylに会いにAnnieの下宿屋を訪れます。Matthewの資産運営が順調にいっていたのを知っているMadam Sibylと、Madam SibylがMatthewの殺害に関与し資産を奪ったのではないかと疑うNate。二人は意見交換し、協力してMatthewの財産と犯人探しをすることになります。

Nateは、Annieが臆さずに自分の意見をポンポンいうことに戸惑いながら魅力を感じていまが、作者のM. Louisa Lockeが女性史の研究をしていたからか、この時代の女性の地位の低さや職業選択の狭さなど、時代背景を感じることができます。

下宿屋を営んでいても、実際の家事は雇入れた使用人に任せて全くしていなかったAnnieが何を考えたかMatthewの家にメイドとして入り込んで掃除やベッドメイキングの大変さにくじけそうになっているところ、メイドとして働いているAnnieを見つけてNateが腰を抜かしそうに驚いたところなど、ミステリー以外にも面白い場面が多く、またAnnieが自分で考え自分で行動する強い女性であるところなど、続きを読みたくなる1作目に仕上がっています。

Maids of Misfortune
By M. Louisa Locke

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Boxcar Children Mysteries: Surprise Island

私は、子どもの時から好きで何度も読んでボロボロになった本というのに憧れるタイプの人です。残念ながらそんな本は持っていなくて、憧れるだけで終わっています。でも、子どもの頃から何度も読んでいる本というのはあって、例えばDoctor Dolittle シリーズやMary Poppinsシリーズは、何度も図書館で借りて読んだ本です。

The Boxcar Children Mysteries:hもそんな本の一つ。 両親がなくなり身寄りがなくなってしまった4人兄弟が、森の中に捨てられた貨物車両で暮らす話。アメリカの古典的児童文学で、英語圏では普遍的に人気ある本です。小さな車両に4人と犬で工夫しながら暮らしている様は、ワクワク。

大人になっても、なぜだか時々読みたくなって、読んでいます。今はkindleがあるので、人前で読んでいても恥ずかしくありません。ちょっと気分転換に読んで、一緒にドキドキして楽しめます。今日の気分は2作目の「Surprise Island」。夏休みに4人で無人島で暮らす話です。道具を工夫したり代用したりして、4人が物のない生活を楽しむのは1作目と変わりません。そんな小さな工夫が楽しそうで、子どもの時でも大人でもになっても楽しめるシリーズです。

Surprise Island
By Gertrude Chandler Warner

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Artifact

アガサ・クリスティーとインディ・ジョーンズが混ざったような話というアマゾンのレビューを読んで読み始めたら、面白い!歴史をテーマにしているし、発掘調査を舞台にしているのが、なんとなく私が好きなElizabeth PetersのAmelia Peabody シリーズの系統です。考古学とか歴史に関心があるミステリー好きには、はまります。

主人公のJayaは東インド会社時代のインドの商取引について研究している歴史家。サンフランシスコの大学で教鞭をとりはじめたばかりのJayaは、インド人の母とアメリカ人の父を持ち、どちらの国にいても自分の国だと感じられない、思ってもらえないというジレンマを感じています。この感覚が、話の中でもたびたびでていて、彼女の性格の一部をうかがうことができます。

ある日、元カレがスコットランドで交通事故死にあったというショッキングなニュースに落ち込んでいた彼女の元に、謎の小包が届きます。送り主は、元カレ。ビックリして開けてみると、中には豪華なインドのアクセサリーが。どうやら、事故にあう直前に元カレが送ってきたようで、「誰も信用しないで。説明は後でするから」という謎のメッセージが。彼の死があまりにもタイミングが合いすぎていて、本当は口封じに殺されてしまっ多のではないかと危惧したJayaは、真相を探るため元カレが仕事をしていたスコットランドの発掘現場に向かいます。

インドのアクセサリーとスコットランドがどうつながっているのか?アクセサリーは一体誰の物だったのか?元カレの死の原因は?ずっと誰かに見はられている気がするのは、気のせい?色々な謎が絡まって、読み始めたら、一気に終わりまで読んでしまい、2作目のPirate Vishnu まで買ってしまいました。これも面白そうで、危険!危険!朝まで読むそうになり、慌ててkindleを閉じました。気に入ったらすぐ買えて読めるのがkindleのいいところだけど、睡眠を確実に奪います。

シリーズとして5作でていて、5作とも面白いといいなぁ。5作目はタイトルから想像して日本が題材のようです。

A Jaya Jones Treasure Hunt Mystery シリーズ
– ARTIFACT (#1)
– PIRATE VISHNU (#2)
– QUICKSAND (#3)
– MICHELANGELO’S GHOST (#4)
– THE NINJA’S ILLUSION (#5)

Artifact (A Jaya Jones Treasure Hunt Mystery Book 1)

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Death Wears a Mask

Amoryシリーズの2作目です。3作目の短編「Intrigue in Capri 」を読んだら、その前を読みたくなって読み直しました。1930年頃のイギリスが舞台で、1作目はイギリス郊外のBrightonが舞台でした。今回はロンドンの仮面舞踏会で事件は起こります。

ミステリーがアガサ・クリスティーのような雰囲気で進んでいくのも面白いのですが、私がこのシリーズが好きな理由は、AmoryとMiloの関係です。何を考えているのか全く分からないMiloとの夫婦生活は破綻しており、もう修復できないくらい冷え切っていた1作目の最初から、徐々にそうでもないのかも?という気分にさせられて1作目が終わり、2作目ではまたMiloの気持ちが読めません。Amoryと一緒に、Miloの言葉や行動に一喜一憂します。AmoryがじっとMiloを見て、何を考えているのか読み取ろうとしているのと同じように、私も文面からMiloの行動や言動を読み取ろうとしています。

このシリーズはまだ後2作出ていて、ゆっくり楽しみながら読んでいくつもりです。
Death Wears a Mask (Amory Ames)

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Intrigue in Capri

好きなシリーズ物Amory Ames mysteryの短編です。

デビュー作のMurder at the Brightwellがこのシリーズの1作目で、この話はアメリカの文学賞であるEdgar Awardsの最終選考に残っています。このシリーズの雰囲気はアガサ・クリスティーの時代1930年のイギリスです。

今回は二人はイタリアのカプリにいます。4作目になると、無鉄砲なAmoryとそれを抑えるMiloというのが定着してきた気がします。

Intrigue in Capri

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