Wildfire

Hidden Legacyシリーズの3作目Wildfire

3作目になると、登場人物も多くなり、この人誰だっけ、どんな魔法使うんだっけ?と、ついていけなくなることも。魔法の種類も多くて、多岐に渡っているのですが、誰もが何かに特化していて、どんなに強いPrime(魔法を使う人たちの中でトップクラスの階級)でも万能ではないのがある意味公平です。

1作目からNevadaは家族の大黒柱として、様々な経済的な問題や危機を潜り抜けながら、父親から受け継いだ探偵事務所を小さいながらも堅実な評価をうける事務所にまで築きあげました。

今回はNevadaの特殊能力が父方の家系からきており、今まで存在すら知らなかった祖母が家の存続のために動きだします。祖母の言いなりなれば、家族が今のままでいられないことを知ったNevadaは、祖母の家(House)には入らず自分たちだけのHouseを立ち上げようと、今まで隠していた自分や家族の力を公にし、新しいHouseの登録を申請します。もちろん祖母はそのことをよく思わず、Nevadaを拉致し自分のHouseにひきこもうと何度も試みます。

同じ時に、Roganの元婚約者Ryndaの家庭が危機に見舞われます。夫が誘拐され、家も襲撃され、RyndaはNevadaに問題解決を依頼し、Roganにも助けを求めます。1作目から引き続く巨大な敵の影をこの誘拐の裏に感じるRoganとNevadaは、協力し解決していきます。

3作目にしてようやく知る秘密もあったりして、RoganがNevadaに「もう隠していることない?」と聞いたのと同じ気分を読者も味わえました。

今回で完全に終わるのかと思ったら、真の敵の正体はわからないままで終わり、次につながりそうです。でも、きりはよく終わっているので消化不良はおきていません。

Wildfire
by Ilona Andrews

この本も読みました。
White Lace and Promises
Chasing Memories

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White hot

Hidden Legacy Seriesの2作目。1作目の時も感じたのですが、この本は表紙が誤解を与えると思います。コテコテのロマンス小説のような男女が絡んでいる表紙は、この内容とはちょっと合いません。まぁ、ロマンス小説ではあるけれど、そんなシーンよりもアクションシーンの方が多いし、読者層がずれないのか心配です。

Nevada の特殊能力が1作目より強く絡んできます。1作目では強くて傲慢なところが強調されてdark heroが売りになっていたRoganも2作目になると、違う面も出てきて、人物描写に深みが出てくるのがシリーズ物の良い所ですよね。

シリーズ物でも1作目できちんと話が完了しているので、私の嫌いな良い所でプツリと切られるcliffhanger状態で読了することがありません。でも続きが気になって、1作目、2作目と読んでしまいました。3作目のWildfire: A Hidden Legacy Novelで完結するようで、現在3作目ちょっとだけ読み始めました。Roganの元カノが絡んでくるし、今まで没交渉だったNevadaの祖母が出現してくるし、NevadaとRoganの関係にこの2人がかなり影響を与えそうです。

作者のIlona Andrewsは、IlonaとGordonという夫婦のペンネームで、Ilonaはロシア生まれ、Gordonがアメリカ陸軍の元communications sergeant。それだけでドラマになりそうな展開でドキドキなのですが、実際の二人の出会いは大学の英語の講義だとか。しかも、ロシア生まれのIlonaの成績の方がよかったという落ちまであるそうです。

white hot
by Ilona Andrews

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Burn for Me

Hidden Legacyシリーズの1作目。

家族経営の小さな探偵事務所を細々とやっているNevadaは、途方もない無理難題を押し付けられます。世間をにぎわしている犯罪者Adam Pierceに業を煮やした金持ちの家族から、彼が警察に捕まる前に母親に彼を差し出すこと。できなければ、Nevadaの大事な仕事も奪われ、家族が路頭に迷うことになります。しかもAdamは、魔法を使える人間の中でも最高位のPrimeで、見る物・人全てを思いのままに燃やしてしまう、危険人物。断ることもできず、NevadaはAdamと接触を図ろうと調査に乗り出します。そして、もう一人の危険人物Connor “Mad” Roganと遭遇してしまうのです。

登場人物や世界観が面白くてスイスイ読めました。Amazonでのレビュー数も多く評価も高いです。

この本の作者Ilona Andrewsは、Gordon とIlona Andrewsというご夫婦のペンネームだそうです。漫画だと話を作る、絵を描くなどの分業が想像できるけれど、小説の分業化はどんなふうに役割分担するのでしょう。男性の視点と女性の視点が入っている小説なのかもしれませんが、小説の形態はほぼ女性であるNevadaの一人称で、男性目線で書かれている感じがしません。夫婦の共同チームで作られた本だという観点でもう一度読み直してみます。

Burn for Me: A Hidden Legacy Novel
By Ilona Andrews

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Third Daughter

あまりにMagic Studyにはまって、その世界から出れないので、気分転換に違う本を読みました。

3作シリーズの1作目Third Daughter 。Dhari国の3番目の王女Aniri。18歳の誕生日になれば、王家から出て自分の好きな道、好きな相手と結婚できると夢みていたのに誕生日目前で、融和のための結婚が敵国から求められます。自分の好きにして良いという母である女王と、一緒に全てを捨てて逃げようといってくれる恋人、国民のため、平和のための融和を真摯に求めている敵国の王子、色々な思惑の狭間でAniriは悩みます。

どことなくインド周辺が舞台となっているような衣装や名前で異国情緒を誘うし、王子も魅力的なのですが、Amazonのレビューにも書いてあった「最初は面白いけど途中から・・・」に私も同意します。設定として無理があることも時々おこるし、Aniriがあまりにも考えなしすぎてイライラします。自立心があると浅はかは違うと思うのです。もうちょっと面白くしようがあったのではないか、と素人なのに作者に注文をつけたくなる消化不良な感覚が残る読後感です。

Third Daughter

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Magic Study

さっそく2作目読みました。1作目のPoison Study でこの話に夢中になり、2作目でがっかりしたらどうしようと心配だったのが杞憂に終わりました。

Ixiaという法にのっとった国で孤児として育ち、殺人を犯し死刑執行前に、Ixiaの最高権力者Commanderの毒見役になり死刑執行から逃れたYelena。毒見役になった後も、生命の危機には常にさらされ、読み手は最初から最後までハラハラドキドキ。無事に事件解決したけれど、Ixiaでは禁じられている魔法が使えると判明したYelenaは国外退去もしくは死刑を命じられます。もうこの時点で次の展開が気になって2作目に突入です。

1作目の終わりで孤児だと思っていたYelenaは実は家族が隣国Sitiaにいるとわかり、2作目では無事家族と再会となります。そして、魔法学校で魔法を学びます。魔法学校なんていうと、Harry PotterのHogwarts を連想しますが、そこはこのシリーズ。家族との再会だって学校だって、全てが一筋縄ではいきません。Yelenaと一緒にIxiaに戻りたいなぁ、と私も思ってしまいました。

IxiaとSitiaの国の制度の違い、考え方の違いも今回の話ででてきて、話に深みがでてきます。いつも自力で解決してきたYelenaは、Sitiaではだれにも相談せずに動くことを責められます。家族や学校でそれらを求められ、孤児だったYelenaにははじめはそれに慣れません。それから、職業選択の自由がなく職業に沿った制服の着用のみしか認められないIxia。でも、全ての人に仕事が割り当てられるということは、ホームレスがいないということでもあるというのが、2作目のSitiaの市場のシーンであります。IxiaとSitiaの両方を見ることで、Yelenaがこれからどんな人間になっていくのか楽しみです。

シリーズ物で1作目と同じくらい面白いというのは久しぶりで、3作目、4作目とこのドキドキを維持できたら、かなり幸せかもしれません。

Magic Study

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Poison Study

久しぶりに2度読みコースの本に出合いました。最初から最後までドキドキです。途切れません。

Yelenaは、「死刑にされて今すぐ死ぬか、いつ死ぬかわからないお毒見役として生きるか」、究極の選択を死刑執行前に尋ねられます。毒見役として生きることを選んだYelenaに待っていたのは決して楽な道ではなく、一番強い毒”My love”を最初に試してみれば、Yelenaの適正もわかり、自分も時間の無駄もないと無情に言う上司Valekや、Yelenaの生死を賭けの対象にしか考えていない周囲、Yelenaの死を望む、彼女が殺した男の父親など、敵だらけ。でも、ずっと鎖につながれて真っ暗闇にいた彼女は、生きるという小さな希望と少しの自由を堪能してる姿が健気です。ちなみに、My loveという毒、物語の中で良い意味でも悪い意味でも活躍します。

彼女の住むIxiaという国は、私にとっては息がしずらい場所に感じます。即国外逃亡です。堕落した王家を力で奪取したCommanderは、国民すべてに仕事とその仕事に見合う制服を与えます。国民は制服以外の服を着ることは許されません。例外は一切なし。移動や居住の自由もなく、自分の町から離れるときには許可書がいります。そして、仕事に関係のない本の閲覧、勉強は、一切禁止。ただ、能力主義で、能力にみあった人ならば、性別を問わず仕事で力を発揮できます。

このIxiaという国でCommanderのお毒見役(food taster)として生きていくことを決めたYelenaが、次々と起きるピンチに歯を食いしばって立ち向かっていくのが、ドキドキでもう読むのが止まらない状態になります。読み返して、さっそく2作目ポチリました。

本を閉じてもその世界の中に入り込んで抜けれない、そんな気分になっています。いいシリーズに会えました。2作目も面白いといいな!

日本語の本もあります。毒見師イレーナ 。さっそく日本語で読む友達にも協力に推薦。翻訳してあると、面白さを共有できるのでうれしいです。

Poison Study

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You Are Mine

You are mine.
独自の世界観がある魔法使いや魔法が存在するファンタジーです。

独自の世界観がある魔法使いや魔法が存在するファンタジーです。

話の冒頭から憂鬱になる展開で始まります。この世界では、魔法使いは男性のみ。女性は、その子孫を残すためだけの役割で、完全に男性の所有物、「物」扱いです。意見を言えば魔法で罰せられたり、もっと低い地位に落とすと脅されたり、女性の地位や権利は全くない世界です。

主人公のSerenaは17歳に達し、魔力がやどっているかどうかを確認するテストを受けます。このテストで魔力があると証明されれば、彼女は優秀なbreeder(!)として結婚相手をあてがわれます。それは、まさに奴隷制と同じ、旧の所有者(自分の父親)から新しい所有者(結婚相手)に金銭で所有が変わるだけ。そして婚約者になったThomasは、自分の父親と同じよう。憂鬱な未来が約束されたも同然の扱いを受けます。

この時点で読むのを止めたくなるのを我慢し、次に進んでいくと、だんだん状況が変化していきました。古典で言うと「beauty and the beast(美女と野獣)」のような最近で言うと「Game of Thrones」のDaenerys Targaryenと Khal Drogoを思い起こすような展開に。

最後まで、ドキドキがつづいて面白かったのですが、武器として銃を肯定的に描いていることが、少し不満です。ファンタジーなのに、魔法や魔術に対抗する手段として銃での自己防衛というのは、夢がない気がします。

The Mine Seriesシリーズとして、話は続いています。
– You Are Mine
– Mine to Spell
– Mine to Fear
– Sacrifice of Mine

You Are Mine

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