The Accidental Slave

寝る前にちょっとだけ読むつもりが、気づいたら朝まで読んでいました。

Spirimaという内戦状態の国に看護師として派遣され、難民キャンプで過ごしているAyaの唯一の息抜きは、にぎわう市場にいくこと。それさえも一人ではいけないほど混迷している場所で、彼女は運命の出会いをします。

出てくる登場人物は、強くて弱い面もあり完璧ではありません。状況も予想できない展開で、最後まで集中が途切れず、ドキドキでした。まさか、Spirimaを抜け出すよりも、その後のほうが苦難が待ち受けているとは想像していませんでした。

夜に読み始めたら危険な本です。

The Accidental Slave (Aya’s story)

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Travelled Far: A Collection Of Hiking Adventures

ただひたすら歩く。イギリス人は、歩くことが好きです。ヨーロッパのホステルに泊まると、自転車で著距離を走って旅するカップルや家族に遭遇しますが、イギリス人は歩きます(自転車も、もちろん人気です)。

イギリスで知った言葉の一つがramble。田舎とか自然が豊かな場所を歩くことで、町をぶらぶらするときにはrambleとは言いません。このrambleがイギリス人は好きで、悪天候でもfootpathと言われる遊歩道を歩きます。footpathもイギリス中にくまなくあり、週末に遠出して新しいfootpathを歩くのも楽しいのでしょうが、一番は住んでいる場所の周辺のfootpath。いくつかのお気に入りの道を、家族と、友達と、カップルで、一人で、または犬と、その日の気分で歩きます。

footpathはイギリスの郊外の娯楽であり、生活の一部でもあります。私の思いつくfootpathだけでも、森のコース、川のコース、牧場を抜けるコースなどがあり、距離も景色も様々で、時間や季節によって、見える景色が異なり、同じfootpathを何回歩いても飽きることはありません。友達が来たら「ちょっと歩く?」、お腹一杯になったら「ちょっと歩く?」、天気がいいから「ちょっと歩く?」、一人になりたくて、二人きりになりたくて、歩く理由は無限にあり、きりがありません。歩いた後は、パブやティールーム、カフェで一息。地図を見ながら次に行くコースを相談したり、雨が上がるのをまったりと待ったり、ひたすらしゃべったり。

アウトドア派ではない私ですら大好きなramble。これが本になっていたら、イギリスで売れないはずはない。地図も含めて、イギリスでは歩くとこに関する本はたくさんあります。

で、最近読んだのが、Travelled Far: A Collection Of Hiking Adventures。著者のKeith Foskettはイギリス人で、 16000キロ以上をここ数年で歩き、それを本にしています。彼の本は、outdoorに関する本の賞で最終選考に残ったり、ブログ(keithfoskett.com)も評価が高かったりと、アウトドアの世界では人気があるようです。

彼の場合は、私の好きなrambleより距離も高低差もあるhikingになります。本を読んでいると、West Sussexやスペインの巡礼地を彼が一人で歩いているドキュメンタリーを見ている気分になります。歩く息の音が聞こえそうな気がします。一日50キロほどを一人でひたすら歩き、自然をあがめ、寒さに震えながらキャンプをする彼の話を読んで、行ってみたい気になるか、よくそこまでするなぁ、と思うか。

ちなみにタイトルのtravelled far。traveledではなくtravelledなのは、イギリス英語のスペルだからで、スペルミスではありません。

Travelled Far: A Collection Of Hiking Adventures
By Keith Foskett

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The Shop on Main: Small Town Romance

small town romanceシリーズの1作目です。 Clean Romanceで、最後まで楽しく読みやすい本でした。

アメリカのMississippi州にあるComfort Crossingという小さな町が舞台です。

Bellaは離婚後、二人の男の子の育児と、仕事に追われています。アンティークショップの経営もようやく軌道に乗り、仕事と育児、家事の合間に、子どもたちの父親が子どもと過ごす月曜の夜、女友達とゆっくりご飯を食べながら、おしゃべりするのが唯一の息抜き。それ以外は慌ただしく過ごしています。そんな時に、町に偶然やってきたOwenと知り合いデートをし、新しい関係を気付くことの楽しさを感じかけていた矢先に、お店と住居がある建物が別の持ち主にかわり、立ち退きを求められます。しかも、その新しい持ち主がOwenだと知り、Bellaは騙された気分。新しく借りるお店や住む場所をさがさなければいけないだけでなく、別れた旦那から、子どもたちを奪われそうで、Bellaの人生は急展開します。

子どもの時から最初の結婚の間も自分の意見を言わず、両親や夫に任せきりだったBellaが、離婚を経て、自立しているのは頼もしく好感が持てます。また、自立心があるBellaをどうやって納得させてOwenが問題を解決するかが後半の鍵になっています。

アメリカは、大都市は人口の流動がはげしいのでしょうが、小さな町は、子どものときからずっとそこに住んで死ぬまでそこにいる、という人たちばかりで構成されていることがあります。Bellaが住んでいる町もそんな感じ。誰もが、周囲の人たちのことを知っていて家族構成も何もかも筒抜け。Owenは疎遠な家族環境で育ち、そんな濃い環境で育ったBellaをうらやましく思っているようですが、なんでも筒抜けの町は、結構息苦しい気がします。この後のシリーズでその点は出てくるのでしょうか。

このお話はロマンス小説だと思うのですが、実はcontemporary romance とwomen’s fictionの違いがよくわかりません。

The Shop on Main: Small Town Romance (Comfort Crossing Book 1)
By Kay Correll

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Ruse & Romance

なぜか、タイトルをRose & Romanceと思い込んでいて、読み終わった後、Rose出てこなかったけど?と不思議に思いタイトルをもう一度みて、あぁRuse(策略)と納得。Ruseは何度も出て、話の軸になっています。

The Beaucroft Girls シリーズの1作目です。チャーミングなロマンス小説。イギリスの階級社会では、次男の地位は本当に低く、結婚相手を探すのも大変なのが、このお話からも分かります。

美人と評判のKitty Beaucroft は次々とプロポーズを断り続けたせいで、相手の男性陣から腹いせにflirt (日本語にすると、軽い?遊びまくっている?)という不名誉な影口を広められて困っています。Marquess(侯爵)の次男であるPhilipは、次男という金銭的に不安定な状況を打破するため、父親から土地を譲り受け自らの領地を作ろうと思っていますが、父親からの条件は、結婚相手を見つけること。お互いの利害のため一時的な婚約をした二人ですが、真実がどこからか漏れ社交界から顰蹙をかいそうになり打破するため、本当に結婚しないといけない窮地に陥ります。

イギリスでは、バラは特別な花で、国花なのはもちろんのこと、バラ戦争など歴史にも登場しますし、Rose & Crownは、イギリスで一番みるパブの名前だと個人的には思っています。また、美人のこともRoseと表現し、イギリスで人気がある女優さんやモデルをEnglish Roseと形容したりします。だから、ついRuseではなくRoseと読んでしまった・・・と言い訳ておきます。

ちなみに、Jane AustenのPride and Prejudiceみたいに、韻を踏んだタイトルは英語にはよくあり、これもそうですね。

Ruse & Romance (The Beaucroft Girls Book 1)
By Suzanne G. Rogers

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The Bride Who Wouldn’t

The Russian Billionaires の一作目。現在Kindleで無料で読めるロマンス小説です。

イギリスが舞台ですが、すぐに行ってしまう新婚旅行のパリが主な舞台かもしれません。図書館で歴史を教えているKate Edwardsが主人公。

彼女の専攻はgenealogy。日本語にすると家系図や系譜学。祖先の歴史をたどる家族史は、イギリスで人気があります。テレビ番組もあるくらいです。移民の国で、かつては世界の覇者だったイギリスに今いる人達は、祖先の出身も様々で、父方、母方のルーツをたどるというのは、本人や家族にとって興味深いことなのでしょう。コミュニティーカレッジにも家族史をたどる教室があり、Kateもそのような仕事をしているようです。

教え子の一人、ロシアにルーツをもつIgorの死をきっかけに、その甥Isaakと出会い、契約結婚をしてハネムーンでパリにいくところから物語が始まります。

The Russian Billionaire series
Book 1: The Bride Who Woudln’t
Book 2: Born to be Bad

The Bride Who Wouldn’t (The Russian Billionaires Book 1)
By Carol Marinelli

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The Peach Keeper

不思議な話で、ファンタジーに友情とか家族とか恋愛が入り組んでいる感じでしょうか。
表紙の色合いも素敵です。

アメリカの南部North Carolinaが舞台です。父親の死をきっかけに、二度と戻らないと思っていた地元 Walls of Waterに戻り、アウトドアショップを経営しているWilla Jackson tは、廃墟となっていた古い豪邸The Blue Ridge Madamが再生されていくのを複雑な気持ちで見ています。この豪邸は実は彼女の曾々祖父が建てた家で、この家を見るたびに、Jackson家がこの町を作った輝かしい偉業と、祖母が10代のころに事業が上手くいかずこの家から立ち退き一家離散となってしまったことが錯綜してしまうからです。The Blue Ridge Madamを再生し、高級ホテルにしようと試みているのは、Jackson家が落ちぶれた後、この町を経済的に支配しているOsgood家の娘Paxton。完璧主義のPaxtonはいつも小綺麗にし、仕事も次々とこなし、この計画も成功させようと奮闘しています。

この二人を軸に物語は動いていきます。彼女たちの悩み、家族とのつながり、友情、恋愛。そして、改築中に見つかった白骨死体の謎。色々な過去の秘密が全てうまい具合に絡まって、最後まで集中が途切れない、面白い本でした。語り口も静かで落ち着いた感じ。

著者の Sarah Addison Allenは今ままで書いた本全てが南部を舞台にしたファンタジーのようで、この本が一番ファンタジー要素が少ないそうです。他の本も読んでみます。

The Peach Keeper
By Sarah Addison Allen

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In the Dark

タイトルだけ見ると、ミステリーだと思ったら、ロマンス小説でした。

子どもがどうしてもほしいCatは、友達の従兄と一晩を過ごして妊娠するという突飛な作戦を思いつきます。普段はAlaskaにいる彼が仕事の都合でNYに滞在する機会を利用し、彼と会う算段をつけ、約束の場所で彼を待っていたら、突然の停電。そして、ようやく現れて一晩を過ごした彼が、実際には友達の従妹ではなかったと判明。一体、彼は誰で、Catは妊娠してしまったのか???

ロマンス小説って、いつも突飛な非現実的な設定。そして、それを文句を言いつつ楽しむ私。(笑)。だって、想像の世界ですから、楽しまないと。

停電って、日本だとめったにないけれど、海外にいると、おどろくほどひんばんに起こります。自分たちの区域だけの時もあるし、広い範囲で起こることもあるし。自分の家は真っ暗なのに、向かいの家は電気がついてるなんてよくあります。なので、海外生活は懐中電灯は必須です。

暗闇で愛して―新・ベッドを間違えてというタイトルで日本語版あるそうです。日本語のタイトルって、ちょっと恥ずかしい。

In the Dark
By Pamela Burford

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