The Devil’s Grin

Anna Kronbergシリーズ3部作の1作目The Devil’s Grin

ビクトリア朝イギリスが舞台。イギリス一と評判の細菌学者Dr. Anton Kronbergがシャーロック・ホームズに協力してコレラ患者の死体の謎を追う。

この細菌学者のAntonがホームズ並み(いや、それ以上に)の頭脳の持ち主で冷静で観察眼があり・・・そして、実は女性なのです。主人公はAntonの本当の名前は、ドイツ人女性のAnna Kronberg。Annaは、その当時は男性しか入学が許可されなかったドイツで医学の道を選び、医師になり、アメリカに留学もして、細菌学の権威にまで上り詰めています。男装して仕事をし、正体がばれないように、家に帰るまえにアパートで着替え、そして女性としてスラム街にこっそりと暮らす。ミステリー以外の要素も興味深い設定になっています。

ホームズもワトソン博士もモリアーティもでてきて、ビクトリア朝イギリスのちょっとどんよりした雰囲気も出でいます。

ただ、ドイツのシャーロック・ホームズ協会が2014年にその年のbest Sherlock Holmes bookに選んだとamazon.comには書いてありましたが、ほんとかなぁ、だって主人公のAnnaはとても魅力的に描かれているけど、シャーロックはそんなにかっこよくない。シャーロック・ホームズは同じシャーロック・ホームズという名前だけど、無敵の頭脳のシャーロックではない気がします。シャーロキアンやHolmesianだと、こんなのホームズじゃない、とかいいそうです。

The Devil’s Grin
By Annelie Wendeberg

Speak English Like an American

暇つぶし用にkindleに入っているイディオム勉強問題集。

英語のイディオムを英語で勉強するのは例文が自然だし、選ばれているイディオムも資格試験用ではなく日常で使われている物が選ばれていて実用的。

特にこの本の筆者は、英語を第二言語(ESL)として学ぶ人達に世界中で教えた経験がある人なので、イディオムの選択がいい。300個強あるイディオムを10個X30レッスン。どの例文も自然で面白い。10個のイディオムが入った短文は工夫されていて、ちょっと笑ってしまったり、続きが気になる展開になっていたり、すきま時間に読んでいるつもりが、結構ガッツリ読んでいたことも。

気に入って、このシリーズのビジネス版Speak Business English Like an Americanも持っています。こちらもamazon.comで評判よく、大学のESLまたはEFLのクラスの教材としても採用されているそう。

Speak English Like an American (English Edition) by Amy Gillett

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ビギナーのための法律英語

英語で契約書を書くときに、私が必ず参照にするです。
この本無しには、契約書関連業務ができないくらい愛用しています。

どこがいいかのか。

  • 必要十分な内容

題名がビギナーになっていることからわかるように、内容は基本のみです。序文に書いてある「契約書をひとまず読めるようになるためにはどのくらいのことをしっていればよいのか」という言葉通り、全く契約書について知識が無かった私が、この一冊を読み進むことで、英語の契約書の形式がわかり、読んだり書いたりできます。

  • 分かりやすい日本語と英語

日本語でも英語でも契約書をまともに読んだことがなかった私には、書かれている英語が平易でとっつきやすく、とてもありがたかったです。他の日本語で書かれた参考書の古典のような例文や用例では、自分が書く文章と乖離しすぎていて使いこなせません。この本の言い回しは、自然で通りがいいだけでなくアメリカの弁護士資格をもった弁護士の方の監修が入っており信頼がおけます

契約書の英語は、法律英語のため、とっつきにくいのはたしかです。例えば、会話ではあまり多用しないshallを「とする」という意味で頻繁に使います。

こんな感じです。

In this Agreement, the following words and expressions shall have the following meanings(本契約において、以下の文言および表現は、以下の意味を有するものとする)

shallを使ってると、なんだか賢くなった気分になります。

英語での契約書は、他で見ない表現や単語もあり特殊な世界ではあります。でも、契約書に記載しなければいけない条項は共通することが多く、内容も英語の表現も似たものが多いので、この本で形式や表現を覚えてしまうと契約書に対する苦手意識が、ぐーーーんと減ります。

業務で英語契約書に携わる方に、お薦めします。

ビギナーのための法律英語
by 日向 清人

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The Uccello Connection

大好きなシリーズの10作目The Uccello Connection

作者がFBで「販売したよ」と告知後1時間以内に買えるって、素敵すぎます。
I love you, kindle.

言葉を使わない非言語的コミュニケーションの世界的権威であるDoctor Genevieve Lenardが主人公。アカデミックな世界ではなく絵画や美術の保険会社で働いているのに、大学に呼ばれて非言語的コミュニケーションの講義をするような大変優秀な女性。これだけだと、ふーんでおわってしまうところですが、彼女はautism、自閉症なのです。だから、握手はしたくないし、極度の潔癖症だし、比喩を使われると何を言ってるか全然理解できないし、変化が嫌いでカバンの中も部屋の中も配置がきっちり決まっている。他者とうまく関われず、「普通」ではない彼女を家族さえ厭う。彼女が非言語的コミュニケーションの世界的権威まで上り詰めたのも、自分と違う人達を観察し続け、何を考えているのか理解しようと努力した結果。そんなGenevieveがある犯罪に巻き込まれて、驚異的な観察力と非言語的コミュニケーションの知識で問題を解決していく・・・。

1作目のThe Gauguin Connectionから一作一作、彼女や彼女を取り巻く人達の関係が深まり、彼女の世界も広がってきて、毎回読むのが楽しいシリーズです。

このGenevieve Lenard シリーズは、下のような順番で、

1. The Gauguin Connection
2. The Dante Connection
3. The Braque Connection
4. The Flinck Connection
5. The Courbet Connection
6. The Pucelle Connection
7. The Léger Connection
8. The Morisot Connection
9. The Vecellio Connection
10. The Uccello Connection

タイトルからもわかるようにアートがテーマのミステリー。今回のUccelloは、Paolo Uccello。イタリアの画家です。wikiによると、

パオロ・ウッチェロ(Paolo Uccello, 1397年 – 1475年12月10日)は初期ルネサンスの画家。国際ゴシック様式の潮流と遠近法に代表されるルネサンスの科学的アプローチを融合させた絵画を創出した。

英語のwikiさんと本文には、mathematicianとも記載されています。

作者の Estelle Ryanのサイトにはいると、今回の作品に使われているUccelloの絵や音楽(Genevieveはパニックになるとモーツアルトの楽譜を思い浮かべて精神統一をします)も紹介されていて、作品についての知識が深まります。

Genevieveを一人称にして描かれている作品なので、論理的な英語で構成されており、文法も杓子定規です。また、彼女以外の人がidiomを使って話すと、彼女が理解できず聞き返します。そういう点でも、熟語や句動詞が苦手な日本人英語学習者に比較的読み易い本だと思います。あ、でも彼女の話し方はマネしない方がいいです。直接的過ぎて、初対面の人に無礼な印象を持たれてしまいそうです。

The Uccello Connection by Estelle Ryan

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The Woman on the Orient Express

Agatha Christieファンなら、タイトルのThe Woman on the Orient Express
を 見た瞬間に、名探偵ポワロの「オリエント急行殺人事件 Poirot: Murder on the Orient Express)」を連想してしまうタイトルとジャケット。
はい、内容も読まず、ポチしました。

今Chapter 3まで読みましたが、
ぐいぐい読めます。

何と言っても、主人公がAgatha Christie本人!
失踪事件と離婚の後、傷心の彼女が噂の的になるのを避けて乗ったのがオリエンタル急行。人生初めての一人旅の彼女以外に、いわくあり気な女性も二人。
この後、どうなるのでしょう...。

Amazon.comでも評価がかなり高いので、続きが楽しみです。

ちなみに、Murder on the Oriental Express、昔の映画[DVD]
もいいのですが、現在、2017年公開版も作成されていて、出演者が豪華。誰がどの役を演じるのかイギリスのニュースでは次々と報じられています。

以下が現在決まっている俳優さんたち。

  • Kenneth Branagh:  Hercule Poirot
  • Tom Bateman: M. Bouc
  • Lucy Boynton: Countess Andrenyi
  • Olivia Colman: Hildegarde Schmidt
  • Penélope Cruz: Greta Ohlsson
  • Willem Dafoe: Gerhard Hardman
  • Judi Dench: Princess Dragomiroff
  • Johnny Depp: Ratchett
  • Josh Gad: Hector MacQueen
  • Derek Jacobi: Edward Masterman
  • Marwan Kenzari : Pierre Michel
  • Leslie Odom Jr. : Dr. Arbuthnot
  • Michael Peña: Marquez
  • Michelle Pfeiffer: Mrs. Hubbard
  • Sergei Polunin: Count Andrenyi
  • Daisy Ridley: Mary Debenham

今年の11月には公開だそうで、こちらも楽しみ。

The Woman on the Orient Express
by Lindsay Jayne Ashford

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はじめまして

こんにちは。

本が好きでいつもよんでいます。基本、英語で書かれた本は英語で、日本語で書かれた本は日本語で読みます。

bibliomania: noun

Passionate enthusiasm for collecting and possessing books.