Practical English Usage

今日のOxford University Pressのブログは、Practical English Usageの著者であるMichael Swanの記事です。

現在のPractical English Usageは第4版、私が持っているのは第2版。他にも山ほどもっている(本当に必要なのかといつも言われるほど、山ほどある)文法関連の本の中でも、この本は常にふとした疑問があるときに一番に調べる文法参考書です。

たまに文法書でも、内容が豊富で細かく、読んでいると疑問の答えが見つけられず、その文法項目のページを最初からずっと読んで、「あれ?なにしらべていたっけ」と分からなくなることありませんか。私、日本語で書かれた文法書を読んでいると、それが良くありました。この本は、調べたい答えが明確に説明されていて、600ほどの文法項目がアルファベット順になっており検索しやすいので、疑問の回答を速攻で見つけられます。英語で書かれてはいますが、簡易な表現で初心者にもわかりやすく工夫されています。

著者が教師時代に、多くの生徒がひっかかる間違いや多かった質問の回答を集めてまとめたのがこの本の始まりなので、だれもがぶつかる疑問の答えがこの本で必ず見つかるでしょう。

英語を勉強している、教えている、仕事で使っている、どんな環境にいても、この本があれば心強い一冊です。英語の文法参考書として本当に頼りになります。

Practical English Usage: Michael Swan’s Guide to Problems in English
by Michael Swan

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The Boxcar Children

アメリカの古典児童小説。1924年に出版されているので、何世代にもわたって読まれている名作で定番です。 アメリカで小学校に通った人なら読んだことがない人はいないのではないでしょうか。小学生2-6年生くらいを対象に書かれていますが、大人になって読んでも楽しい。英語学習者にとっては、多読の素材としてよく使われているのかもしれません。

4人の兄弟Henry、 Jessie、Violet、Bennyが、孤児になってしまうところから話は始まります。両親が亡くなって、会ったことはないお祖父さんの元に送られてしまうのが怖くて4人でに力を合わせて生きていくお話です。雰囲気としては、アニメの世界文学シリーズに入ってもおかしくない設定。

しっかり者のHenryと優しいJessieは、4人兄弟のお父さんとお母さんの役割をがっちりしていて、こんなお兄ちゃん、お姉ちゃんがほしい、自分も小さなBoxcarで生活してみたい、そんなワクワク感がいっぱいで子ども心をがっちりつかんで60年。The Boxcar Children Mysteriesシリーズとして、200冊以上が出版されている超ロングシリーズです。

The Boxcar Children
By Gertrude Chandler Warner

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The Pawn

一冊で完結だと思っていたら、完結ではなく夜中に不完全燃焼な気分になることが、最近多いです。この本も、もう少しで終わると思って夜更かししたら、やられました。続き物でした。

タイトルのpawnは、チェスの駒の一つ。将棋の「歩」と似ています。実は、いつかチェスをできるようになりたくて、Chess for Childrenで、自主学習中です。将棋の駒と動きが似ているとは聞いていますが、あいにく将棋も指せません。

さて、このお話。お金持ちで何もかも約束されていた女の子Gabriel Millerが、父親が詐欺つかまり一文無しになってしまいます。彼女に残されたのは2つだけ。精神的にも肉体的にも弱くなり寝たきりになった父親と、幸せな思い出が詰まった巨大な家。この2つの大事なものを守るために彼女の下した決断は?

Amazon.comでも評価が高く、mesmerising, dark, erotic, captivating, grippingといった単語で高評価です。悪い感じの男性が好きな方には向いているお話です。

こういうタイプの続き物、cliff-hangerと良く表現します。続きを気にさせるような終わり方をする小説とかドラマです。続きがもう出でいるなら気にならないのですが、続きがまだ出版されていないようなcliff-hangerは気持ちの切り替えが難しく、損した気分というか肩透かしを食らった気分になり苦手です。

The Pawn
Sky Warren

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文法 ”can not” vs “cannot”

オバマ元アメリカ大統領のおかげで、小学生でもしっている 英語のフレーズ ”Yes, I can.”。
さて、このcanですが、否定形はcan’t。

それでは、このcan’tを省略せずに言ったら、
1. can not
2. cannot
どちらでしょう。

イギリスではcannotがよく使われる気がします。たとえば、イギリスの新聞The Guardianの今日の新聞では、cannotは21個、can’tは22個、can notは0個。

文法書 ABC of Common Grammatical Errorsによると、

Cannot is written as one word in British English. It is often written as two words in American English.  – pg 128 can/could

と書いてあり、「イギリス英語とアメリカ英語の違い」となっています。アメリカの有名な英語文法のサイトGrammar GirlのQuickandDirtyTipsページでは、

Both “cannot” and “can not” are acceptable, although it’s more common to see the one-word spelling–“cannot.” – “Cannot” Versus “Can Not”

と書いてあり、「どちらでもいいけど、cannotの方が一般的」となっています。

ちなみに、can’tをcannotとするのは書くときです。メールなどは省略形のcan’tで問題ないですが、契約書や報告書など公式な文書では、can’tではなくcannotを用います。

ABC of Common Grammatical Errors
by Nigel D. Turton

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Beauty and the Beast

Emma Watsonが主人公のBelleを演じ、英語圏では話題になっている映画「Beauty and the Beast(美女と野獣)」。アニメの実写版を作るのが最近のディズニーのお気に入りですね。 ちなみに実写版を英語では、live-action と言います。

もともと200年くらい前のフランスのおとぎ話だったはずです。で、Amazonでみつけて、早とちりして原作だと思いこれ買ったら、大きな勘違いでした。これは、May Sageの「Not Quite the Fairy Tale」シリーズという大人のためのおとぎ話。beautyもbeastも出てくるけど・・・。もったいないから読みましたが、まぁ、買うときは落ち着いて買いましょう。

原作の「Beauty and the Beast」は、なかなか面白い素材で、BelleがBeastに好感をもつのはStockholm Syndrome(ストックホルム症候群)ではないか、という議論がよくでます。試しにgoogle で調べると、色々白熱した議論が英語の検索結果には出ます。

Stockholm syndrome is “a form of bonding between a captive and captor in which the captive begins to identify with, and may even sympathize with, the captor.”

the Farlex Partner Medical Dictionary

今回の実写版製作で一番の話題も、Feminism活動に積極的な主演のEmmaが、Stockholm Syndromeの被害者ではないかといわれているBelleの役を引き受けたことでしょう(英語圏では、Emmaは、「Emma = Hermione 」よりも「Emma = feminism」といった印象が最近は強いです)。この点をインタビューで度々聞かれおり、複数の事例を挙げて、BelleはStockholm Syndromeではない、と述べています。製作段階でも、feminist作家であるGloria Steinemに意見を仰いで、従来よりもかなりBelleの自立性を際立たせるようにしたようです。

原作を子どもの時に読んだ時も、アニメを見たときも、Belleは独立しており、Beastに脅された被害者の印象を私は持っていません。原作のBelleはそうでもないのですが、アニメのBelleは本好きで、優しくて綺麗なだけのお姫様たちより、庶民パワーがありたくましく、ディズニーの映画の割りに好感をもっています。

BelleがStockholm Syndromeの被害者なのか、そうではないのか。そういう観点からこの映画や原作を読むのも新鮮かもしれませんね。

Beauty and the Beast


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ABC of Common Grammatical Errors

ちょっと調べたいときに頼りになる文法書。ABCのアルファベット順で、第二または外国語として英語学習者が間違いやすい文法が表記されています。

気に入っている点は、以下の3点。
1. 間違いと正解の併記
2. 文法の説明が簡潔で明快
3. イギリス英語と アメリカ英語の語法の違いも明記

たとえば、muchの項目。
– He knows much about cars.
これは、正解でしょうか。
– He knows a lot about cars.
の方が正解。なぜでしょう。

本の説明は

Much is used mainly in questions and negative sentences.

明快です。

使い方としては、最初から順番に読んでもいいですし、必要になったときに参考書として調べたい箇所だけを読んでもいい、両方の使い方が可能です。

最初から順番に読むときの勉強方法としては、右側の正解を隠して、まずは答えを考えて、それから正解や説明を読んだことをお勧めします。ただ漠然く読むより理解が深まります。序文でも、この方法が推奨されています。

ちなみに、英語圏では正解にはチェック「✓」をつけます。日本だとチェックに〇の意味はないのでしょうか。正解が多い答案はチェックだらけになるので、日本で家庭教師をしていた時、間違ったと思った生徒に戸惑われ、説明した経験が何回かあります。

英語の文法書は敷居が高いと感じる方が多いかもしれませんが、ちょっと開いていただければ、思ったよりとっつきやすく説明が分りやすいことに気づいていただけるかもしれません。

ABC of Common Grammatical Errors
by Nigel D. Turton

Firefly Hollow

かわいらしいお話です。ロマンス小説の定番の1つに、主人公が故郷から離れ、そして再び戻ってきて幼馴染とか初恋の相手、昔の恋人、元婚約者等と再会というのがあります。この小説も、そのカテゴリーの1つだと思っていたら、微妙に別の要素が入っていました。

1950-60年代のアメリカのケンタッキー州が舞台。そして、主要人物の一人が人間から動物に変身できてしまうshape shifter。この言葉も、日本語ではそのままカタカナで「シェイプシフター」のようです。paranormal romance だったとは、意外でしたが、とても楽しめました。

全体的には、クリーンな雰囲気を保っています。ただ、後半に主人公二人が巻き込まれる状況は深刻で残酷で、まさに二人を襲う試練といった感じです。これに比べたら、狼に変身しちゃうのなんて大したことないよね、と思ってしまうけど、イヤイヤ、それ普通ではないですから・・・。

50年-60年代の時代風景や結婚観が、アメリカでも昔はこんなだったのだと新鮮でした。

この本は「Firefly Hollow シリーズ」の1冊目。シリーズとしては13冊ほど続いているみたいで、アメリカでは人気あるようです。アメリカのロマンス小説は、兄弟、姉妹、次の世代の家族のようにシリーズ化して、ファンを取り込むの好きですよね。

Firefly Hollow Collection, Volume One
by T. L. Haddix

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